アニメーションズフェスティバル アンコール

向かいの家が火事になったり、エミリーカー大学の卒制審査会に参加させていただいたりと、書きたいことがたくさんあるにも関わらずブログを更新出来ませんでした。ここ最近、制作意欲がとても湧いていて、何をおいても制作をしていたいという心境になっています。かなり遅いのですが、ようやくエンジンがかかってきました。


本当ならばもう少し前から告知するべきだったのですが、現在、吉祥寺バウスシアターにて『アニメーションズフェスティバル』のアンコール上映が開催されています。世界中から山村さんと土居さんが集めてきた短編アニメーションの傑作群。ここで自分の作品が上映される事は本当に光栄で、同時に今日本にいられない事がとても悔しいです。
http://www.animations-cc.net/festival_encore.html

19日の最終回、スカイプを使って、ゲストトークをさせていただく予定ですので、是非お越しくださいませ。


また、本日5月16日(月)19時より、ドミューンにて「短編の極北 詳説アニメーションズ・フェスティバル」が配信されます!(出演:山村浩二吉田アミ和田淳、司会:土居伸彰)
http://www.dommune.com/
僕も海の向こうから楽しませていただきたいと思います。インターネットってすごい。

最優秀アニメーション賞受賞 + 近状

第49回 Ann Arbor Film Festival にて最優秀アニメーション作品賞を受賞しました。

この映画祭は北米最古の実験映画祭で、実験映画祭ではかなり規模の大きな映画祭です。現地へ行きたかったのですが、ビザがややこしい事になっており、行く事が出来ませんでした。ファニエスト賞には和田淳君が選ばれています。

http://www.aafilmfest.org/award-winners-49th-ann-arbor-film-festival



すっかり更新が滞ってしまっていました。ここには書けないことも沢山ありますが、概ね楽しくやっています。せっかくなので、「楽しくやってんなあ」と思っていただけそうな写真を張り付けておきたいと思います。(Facebookにアップロードしたものの使い回しだけど)









































Koji Yamamura in Vancouver

先日、山村浩二さんが文化交流使としてエミリーカー大学で講演するべく、バンクーバーにいらっしゃいました。


エミリー・カーのマーチン・ローズさんに誘っていただいた、アニメーション作家アンさんのご自宅で開催されたランチパーティーバンクーバーのアニメーターたちが大勢集まりました。





パーティーにはマーヴ・ニューランドさんの姿も。オタワ映画祭に行った際、今、バンクーバーに住んでいるという事を伝えると、何人かの方が「マーヴ・ニューランドさんがいるよね」と言っていました。はじめはマーヴさんがどなたかわからなかったのですが、後にあの『バンビ・ミーツ・ゴジラ』の作者だと判明。さらに、チェコのアニフェストにて僕に賞を与えてくれた審査委員の一人だったのです。バンクーバー滞在中、一度はお会いできるかなとは思っていましたが、こんなに早くお会いできるとは思っていなかったので、すごく嬉しかったです。

最初にマーチンさんに紹介してもらった時は軽い挨拶でその場を後にし、こっそりマーチンさんに「あの人はバンビゴジラの監督ですよね?」と確認した後、恐る恐る「HAND SAOPという作品を知っていますか?」と聞くと、とても興奮した様子で、「まさか君が監督か!?どうしてここにいるんだ!!」と言ってくださいました。作品の事をとても良く思っていてくれて、アニフェストでももっと良い賞をあげたかったと言ってくださいました。ミスター・バンクーバーと呼ばれる方にこんな風に言っていただき、とても感激しました。


パーティーの後、講演まで時間があったため近くのビーチで日が沈むのを見、自宅に山村さんを招いてお茶。さらに、少し早めに大学のあるグランビル島に行き、偶然会ったマーチンさんと食事をとりました。





講演はたくさんの観客が集まり、内容もとても素晴らしいものでした。同じ映画でも見る場所や観客の反応などで印象が変わるから不思議です。





終了後は質問&サイン攻め。一時間近く続きました。サイン会が終わるのを待っていると、マーヴさんが声をかけてきて、DVD(お手紙付)をいただきました。バンクーバーで作っている新作に興味があるから見てみたいとのこと。本当にうれしいお言葉です。



講演後の2日間、山村さんを観光案内させていただきました。映画祭参加でもなく3日間も山村さんと遊ぶという事は後にも先にもこれっきりだと思うので、満喫させていただきました。





しかし、バンクーバーは異常な寒さ。あまりにも寒くて思わず笑ってしまう事が多々。それも含めてとても楽しかったです!!





アニメーテッド・ドリームス グランプリ受賞!

エストニアで開催されたエストニア最大、最古のアニメーション映画祭『アニメーテッド・ドリームス』にて『HAND SOAP』がグランプリをいただきました!!



ベストデザイン賞がジョナスオデルの『Tussilago』、ベストストーリー賞がパルン夫妻の『Divers in the Rain』、スペシャルメンションに『アングリーマン』、『リプセットダイアリー』、『スモーラールーム』と、そうそうたる作品を抑えてのグランプリ。いまだに信じられません。

きっと若い無名作家へチャンスを与えてくれたのだと思います。また上映してもらえるように頑張りたいと思います。

http://anima.poff.ee/eng

和田淳と世界のアニメーション+ゲゲゲの女房

本日20日から、シアター・イメージフォーラムにてCALF配給レイトショー『和田淳と世界のアニメーション』が開催されます。

和田淳の全作品上映+和田淳セレクトの世界中の同世代作家による作品。見応え十分だと思いますので、是非皆さん足をお運びください。

http://calf.jp/special/special003.html




さらに、その和田君と一緒にアニメーションパートを担当した映画『ゲゲゲの女房』が同じく本日よりロードショースタート。

こちらも是非是非ご覧ください!!
http://www.gegege-eiga.com/

上映予定

いくつか上映が決まっているので告知です。



『メガバックス日本映画祭』 11月17日〜21日開催。韓国で一番大きなシネコンで開催される日本映画を紹介する映画祭。今年のテーマは「日本アニメーションの潮流」。様々なアニメーション作品が上映されます。その中の若手プログラムにて『HAND SOAP』が上映されます。 http://www.j-meff.co.kr/



『Animated Dreams Animation Festival』 11月19日〜23日開催。エストニアのアニメーション映画祭、コンペティション入選です。この間、送ったはずのDVDが届かないとメールが来ていてもう一度郵送したけど無事届いたでしょうか。心配です。プログラムを観ていたらDVD上映が申し訳なくなってきました。強者ぞろいだし、コンペに入らなかったパノラマにも面白い作品がたくさん。お金があったら35mm何本も焼いたのになあ。 http://anima.poff.ee/eng



『アートフィルムフェスティバル』 11/19〜24、11/30〜12/5開催。『HAND SOAP』の生みの親、愛知芸術文化センターで開催されるアート・フィルムフェスティバル。今年はドキュメンタリーとアニメーションの特集です。という事で、またまた『HAND SOAP』を上映していただけます。35mmフィルムでの上映なので、お近くの方はお見逃しなく。 http://www.aac.pref.aichi.jp/frame.html?http://search-event.aac.pref.aichi.jp/



『Zipangu Fest』 11月23日〜28日開催。ロンドンで開催される日本映画を紹介する映画祭です。ここではCALFでプログラムを組んでいただきました。ありがたやー。自分の作品は『診察室』『いつもの日曜日』『HAND SOAP』の3本が上映されます。 http://zipangufest.com/films/2010/beyond-anime-calf-animation



『LES SOMMETS DU CINÉMA D’ANIMATION DE MONTRÉAL』 11月26日〜12月5日開催。モントリオールのアニメーション研究者マルコさんのシネマテークで行われるアニメーション上映会です。マルコさんの強いリクエストにより、愛知芸術文化センターに無理を言って35mmフィルムを送っていただく事になりました。 http://www.cinematheque.qc.ca/



『Animateka festiva』 12月6日〜12日開催。ザグレブでお会いしたイゴールさんによるスロベニアの映画祭。『ベスト・オブ・ザ・ワールド』というプログラムでの招待上映です。他に、日本の特集プログラムにて『いつもの日曜日』『診察室』『ゆきどけ』『ゆきちゃん』が上映されます。 http://www.animatekafestival.org/

オランダアニメーション映画祭グランプリ

先日開催されたオランダアニメーション映画祭にて『HAND SOAP』が短編物語部門のグランプリを受賞いたしました!


この映画祭は過去にイメージフォーラムフェスティバルで特集が組まれていたり、度々来日されているフェスティバルディレクターのゲルベンさんと面識があったこともあり、以前からずっと興味を持っていた映画祭でした。

ノミネートされている作品や過去の受賞作品を見ると、どちらかというとアヴァンギャルドな作品が評価される傾向にあることがわかります。

コンペはその時の審査員の組み合わせ次第なので今回の受賞もラッキーだったの一言に尽きるのですが、やはり素直にとても嬉しいです。

また上映してもらえるように新作も頑張りたいと思います。

http://www.haff.nl/nl/programma/Prijswinnaars-prizewinners/