オーバーハウゼン国際短編映画祭 0日目(2)

4月28日。

宿の朝食を食べて(なんてことないんだけど、うまかった!)、ケルン観光へ出発。にぎやかな通りを通って中心部へ。本屋さんなどへ入った。


どこの国の本屋にも、たいていMANGAコーナーがある・・・。


ある程度駅に近づいてしまえば、大聖堂が見えるので、道に迷うことはない。迷ったら大聖堂を見つけてその方角に歩いていけば元に戻れる。前日電車に乗るのにあれだけ苦労したのに、歩いてしまえばなんてことない距離だった。


大聖堂を近くで見ると改めてその大きさに驚かされる。どうしてこんなものを作れるのか不思議でしかたがない。その大きさのせいで、どうやっても全てをカメラに収めることが出来ない。


中に入ると、とても広くてひんやりしていて、身がキュッと引き締まる。


窓はすべてステンドグラス。様々な模様があるが、その中に一つだけ明らかに雰囲気の違うものがあった。カラフルなモザイク模様で、ちっともステンドグラスっぽくない。ちょうどそこに日の光が当たっていたこともあり、ものすごく綺麗だった。あまりにも綺麗だったのでホテルに戻って調べてみたら、これは、あのリヒターが最近になって作ったもので、賛否の分かれているものらしい。勉強不足で知らなかった。確かに、そういう経緯で作られたものだと知ってみてしまうと、ちょっと違和感を感じるところはあるかも・・・。何の先入観もなく出会えて、その美しさに感動できて本当に良かった。


大聖堂から一度出て、別の入り口から塔へ登る。てっきりエレベーターか何かで登ると思っていたのだが、最後まで階段だった。死ぬかと思った。


汗だくで降りてきた後、MUSEUM LUDWIGへ。中はとても広く、有名な作家達の作品が贅沢にたくさん展示されていた。様々な年齢の学生達が地べたにはいつくばってメモを取っているのが印象的だった。おそらく学校の課題か何かだろう。ちゃんとこういう教育がなされているんだなあ。


小腹が減ったのでアスパラ料理を食べる。暑くも寒くもないちょうど良い気候で、外で食べる食事がとてもおいしい。


ライン川の遊覧船にも乗ってみた。


ライン川の川辺ではピザを食べている人がとてもたくさんいて、みんなが何処でそれを買っているのがずっと不明だったのだが、ついにピザを持った人がぞろぞろ出てくる小道を発見。僕はそれをピザ通りと名づけた。そして、ついにピザ屋を発見、購入。味は普通だった。


その後も暗くなるまで(こっちでは夜9時頃まで明るい)いろいろ歩き回り、屋台のソーセージを食べたりした後ホテルへ戻った。
いよいよ明日から映画祭だ。