オーバーハウゼン国際短編映画祭 0日目(1)

映画祭の日記を書いていきたいと思います。最初の2日間は映画祭とは関係なく、単なるケルン観光です。


4月27日。

10時25分、スイスエアラインでまずは成田からチューリッヒへ向かった。オーバーハウゼンの最寄、デュッセルドルフ空港への直行便は成田から出ていない。およそ12時間の空の旅。映画がたくさん観られるから退屈する事はないし、飛行機で配られる食べ物は大好き。最初に配られた食べ物は、かわいいパッケージのお菓子で、中に和田君みたいな顔があった。縁起でもない・・・。


ラブリーボーン』(つまらなかった)を観終わる頃にお食事が。「ビーフ オア チキン」のセリフを期待していたのにキャビンアテンダントの口から出た言葉は「ウドン オア パスタ」だった。聞き間違えかと思って聞き直しちゃったよ。両方とも食べたかったので奥さんと一つずつ頼んで半分コした。どちらも最初の一口目は激マズなのに、3口目くらいからめちゃくちゃおいしく感じてくるから不思議だ。気圧のせいだろうか。


『シャーロックホームズ』を大いに楽しみ(ロバートダウニーJr大好き)、『笑う警官』を途中まで観てやめた頃、配られたおにぎりの美味しさに絶句。何故こんなに冷えて固くなったおにぎりがうまい・・・。気圧のせいだろうか。写真を撮り忘れて一気に食べてしまった。少し眠り、『ゼロの焦点』を観終える頃にチューリッヒに到着。あっという間で、まだみていない映画がたくさんあったので、もう少し乗っていたかったような気もする。チューリッヒ空港を少し探検し、トイレの標的に見事おしっこを命中させ、いざデュッセルドルフへ出発。1時間ほどですぐに到着した。


窓からの美しい景色は、まるで天国への道の途中のようだと『ラブリーボーン』の影響で思った。


ここまではとても順調だったのに、ここから先が何もかもうまくいかなかった。空港から駅までの行き方がさっぱり分からない。スカイトレインで5分と地球の歩き方に書いてあるのでそれに乗りたいのに、エスカレーターが止まっていてたどり着けない。しばらく歩いて道ゆく人に(奥さんが)聞いたところ、シャトルバスを使えとの事だった。


空港駅につくと切符の買い方が分からない。事前にネットで調べてプリントアウトして持っていったのに、機械が変わっているのか、微妙に表示が違い、かなりてこずった。それでも何とか購入し、電車でおよそ30分、ようやくケルンにたどり着いた。


駅を降りるとさっそく映画祭のポスターが貼ってある。


遠くにはまるでゴジラか何かのようにものすごい存在感をもって大聖堂がそびえたっていた。テンションが上がり、「明日ゆっくり見に行くぜ!」とご機嫌だったのだが、すぐに地下鉄の乗り場がまったく分からないと言う事態に。事前にグーグルマップをプリントアウトしておいたのに、まったく役に立たず、看板どおりに進んでみてもいまいち良くわからない。結局、長い間さまよい歩いた後、道行く人に(奥さんが)聞いてたどり着くことが出来た。事前の準備なんて何の意味もない。人に聞いたほうが早くて正確だということが良くわかった。


さらに、地下鉄の乗車券の買い方がまったく分からず、改札も見当たらないことから、無賃乗車を決行。二駅乗って路面電車に乗り換え、一駅、やはり無賃乗車に成功したのだった。


その後も宿の入り口がちっともわからずウロウロしまくったり、宿の鍵の開け方がちっともうまくいかなかったりでヘトヘトになり、日記を書く気力もなく就寝した。