明日からInto Animation / 鈴木卓爾

いよいよ明日からINTO ANIMATIONです!!今日は、搬入、準備、レセプションの日でした。ただ、申し訳ないことに僕はなかなか時間が作れず、結局お手伝いできたのは1時間程度。レセプションにも参加できず、電車に乗っている時間の方が長かったです・・・。


作家の方々が自ら汗水流して設置してます!



会場の目の前ではビールフェアがやっているようです。飲んで、アニメ見て、また飲むなんて粋じゃないですか。是非お越しくださいませー!!!

家に帰ってから、VHSからminiDVへのダビング作業しました。『大山慶のアニメーション』3日目のゲストにいらしていただく鈴木卓爾さんの当日のおまけ映像のうちの一本がVHSでしか素材がなく、これを機にminiDVとDVDに焼いてしまおうという事になったのです。

卓爾さんは東京造形大学出身で、僕の先輩にあたります。大学時代に8mmフィルムによって制作した『にじ』が、ぴあで審査員特別賞を受賞、その後、矢口史靖監督作品『裸足のピクニック』『ひみつの花園』に共同脚本、助監督として参加(矢口さんは卓爾さんの一年後輩です)、『パルコフィクション』『コワイ女』などのオムニバス映画で監督をつとめられています。多数の映画に出演されているので、俳優としてご存知の方も多いのではないでしょうか。

NHKの『さわやか3組』『中学生日記』でも脚本を手がけていらっしゃるのですが、卓爾さんの回は明らかに他とは別物でクォリティがとても高く、それらのドラマのファンサイトなどでも「鈴木卓爾がまたやってくれた」などと、すっかり知られた存在になっています。オムニバス映画でも常に他の監督さん達よりも飛びぬけて面白く、僕の大学では「矢口さんより卓爾さんの方が才能があるのにどうしてあまり映画を撮っていないんだ」というのが大多数の意見でした。

今回の上映会のチラシを配布した時、何人もの方から「え!?鈴木卓爾さんが来るの!?その日にしようかなー」と言われました。ついこの間、多摩美にチラシを持っていった際にも、片山教授に「鈴木卓爾さんは素晴らしいよねー、『トキワ荘の青春』で知った時から注目してましたよ」とお言葉をいただき、なんだか自分の事のように嬉しかったです。


そんな卓爾さんの記念すべき初長編劇映画『私は猫ストーカー』に、僕はエンドロールアニメーションの制作という形で関わらせていただきました。東京での公開時、監督ご本人が上映後におまけ映像を流しトークをするという催しがあったのですが、その時に流れた高校時代に制作したというアニメーション作品『街灯奇想の夜』を観て、度肝を抜かれました。そこらの美大生の卒制なんかよりも、ずっと表現になっていて、力作で、「これは是非、いつかやるであろう上映会のゲストに来ていただきたい」と、その時から心に決めていたのでした。

当日は、さらにもう一本、今日、ダビングを終えたばかりの『ヒドラと踊ろう』も流していただける事になりました。こちらも、とても卓爾さんらしい、笑えるのにシュールで深みのある、傑作です。

是非是非お越しくださいませ!!!