GEIDAI ANIMATION 01+

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土曜日、東京藝術大学大学院アニメーション科の卒業制作展に行ってきました。どの作品もとても良かったです。海外の卒業制作をみて感じていた「これ、本当に学生?」という驚きに迫るような作品ばかりで、感動しました。レベル高すぎ。


そんな作品の中においても、多くの人々に「圧倒的だった」と言わしめた作品が和田淳さんによる『わからないブタ』でした。

これは事件と言ってよいのではないでしょうか。いまだかつて日本でこんな学生作品が作られたことがあったのでしょうか。高い完成度とオリジナリティ。ユーモアとペーソス。上手いんだか下手なんだかわからない絵と構成。アヌシーでの受賞も十分ありえるのではと期待してしまいます。たとえ受賞しなかったとしても、世界中で注目されるきっかけになることは間違いないでしょう。


徹夜明けで眠さが限界なので一つ一つには触れませんが、他の作品も本当にクオリティが高く、環境と教育で作家は育つんだなと改めて実感しました。現実的なことを考えると難しいかもしれませんが、感情だけで言ってしまえば僕も入学して勉強しなおしたいと結構本気で思っています。


馬車道での上映は今日(22日)までですが、後日ユーロスペースでの上映も予定されているとの事なので、お見逃しなく。
http://animation.geidai.ac.jp/01plus/index.html