ヨコハマ国際映像祭


昨日は午前からヨコハマ映像祭に行き、3つのプログラムを観てきました。

最初に観たQプログラムは、イギリスのリバプールで開催されたABANDON NORMAL DEVICESからの選抜作品。どれも、部分的に面白いところはあるのに、最後まで観ると「え!そこで終わっちゃうの!?」という感じ。いま一つ詰め切れていないという印象で、少し残念でした。学生の課題作品だったら超優秀だけど卒制だったらまあまあかなあという感じでしょうか。

特に登場人物が障害者ばかりの劇映画『Outcasts』は観ていて少し不愉快になりました。キャストと予算とシュチュエーションがもったいないです。

マックス・ハトラーの作品だけはイメージフォーラムフェスティバルで観たことがありました。


次に観たのはMプログラム。山村浩二さんセレクトの短編アニメーションのプログラムで、僕の『診察室』も上映されました。ずっと観たいと思っていた大川原さん、銀木さん、折笠さん、奥田さんの作品がようやく観れました。

これだけ濃い作品を一度にたくさん観るとさすがに疲れますね。みんなの本気さが伝わってきて嬉しくなりました。

負けないように頑張ろう。


最後に見たのはLプログラムの『イエローキッド』。真利子哲也さんの初長編映画です。
真利子さんはイメージフォーラム付属映像研究所出身の若手作家で、当時制作した短編映画でゆうばり国際ファンタスティック映画祭2年連続グランプリを受賞、オーバーハウゼンでも賞をとられています。そんな真利子さんが藝大の院に入って長編の劇映画を撮ったらしいと聞き、ずっと気になっていました。

作品は期待通り面白く、いくつかのシーンでは本当に驚かされました。これからどんどん映画を撮れるようになってほしいです。こういう人にこそ商業映画を撮ってほしい。

イエローキッド』は劇場公開する事がすでに決まっているようなので、是非皆さんも足をお運びください。


その後は山村さん達のアニメーショングループと、真利子さんや真利子さんのトークゲストとしていらしていた、かわなかのぶひろさん達実写グループとで合同の打ち上げ。不思議な面子でドキドキしましたが、面白かったです。レアな面子だから写真撮っておこうと思ってたのに忘れてしまった・・・。