和田君のお手伝い

友人のアニメーション作家和田淳くんのお手伝いをほんの少しだけすることになりました。このままだと大学院の卒制の締め切りに間に合わないそうです。


お手伝いする作業は動画一枚一枚にひたすらアルファチャンネルを付け、コントラストの調整と色付けをするという単純作業。ありがたいことに、ちゃんと謝礼もいただけるらしいのです!

こういう場で発表して良いのかわかりませんが、完全歩合制で1枚仕上げるごとになんと1銭!よ!太っ腹!!一枚5分でこなしても1時間で12枚。時給1円のお仕事です。ありがたやありがたや。持つべきものは友達です。これでだいぶ生活も潤います。


今日は素材と"アクション"、"スウォッチ"などを受け取り、どのような作業が必要かを聞き、実際に持参したノートパソコン上で作業をしてみてどう進めていくかを確認。部分的に合理性にかける部分もあったので、話し合いながら修正。確認作業に手惑い、行く予定だった写真美術館のレセプションには行くことができませんでした・・・。


年末年始は作業が出来ないので、実質、作業可能なのは1週間ほど。完成したら絶対に面白くなるはずなので、今週は和田君のお手伝いをガムシャラに頑張ろうと思っています。

だって困ったときはお互い様ですもの。僕も『HAND SOAP』の仕上げに追われているとき、録音作業を和田君の家でやらせてくれないかとお願いし、和田君は快く引き受けてくれました。「車の音とかうるさくないよね?」と確認したところ「時々遠くで電車の音が聞こえます」との答えだったので「そのくらいなら全然大丈夫だよ」と張り切ってたくさん荷物を持って出かけたものです。

結果的にとてつもない数のセミが家の周りで大音量で鳴いていて、まったく作業は出来ませんでしたが、それでも手伝ってくれるという気持ちが嬉しかったです。朝電話で確認したとき一言「セミがうるさい」って言ってくれれば良かったのになーとも思いましたが、ちっとも怒ってはいません。本当に締め切り間際で、少しの時間も惜しい時にとんだタイムロスでしたが、恨んではいません。

友情って素敵☆




『鼻の日』 和田淳 2005年