帰国しました

ご報告が遅れましたが、無事帰国しました。

ヨコハマ、オーバーハウゼンザグレブアヌシーと、『HAND SOAP』の上映で4つのお祭に参加した結果、同じ祭といえども、どれもまったくの別物であるということがよくわかりました。

それぞれに良いところも問題点もあるのですが、様々な基準や価値観や規模をもつ映画祭がたくさんあるのは本当に素敵なことです。

8月の広島、10月のオタワには行く予定ですが、他は未定です。出来ればもう一つくらいアニメーション映画祭以外の短編映画祭に参加したい気もします。夏以降、アメリカあたりで上映されればカナダから近いから行きやすいかな。アメリカの映画祭には全然エントリーしていなかったので、ちょっと探してみようと思います。



昨日は『HAND SOAP』の35mm版の試写に行ってきました。問題ない出来だったのでお支払いをし、今朝、宅配便ででっかい缶が3つ到着。どうやって保管しよう・・・。


プロジェクターが良くなってきているので、作品によってはフィルムよりもHDの方がずっと綺麗です。『HAND SOAP』もザグレブオーバーハウゼンでのHD上映はとても綺麗でした。ただ、ザグレブの小さい会場での上映、アヌシーでの上映では、ちょっと明るすぎてしまい、いまいちな感じ。アヌシーで最初の上映があった後、担当者に「もっと暗くしろ」と言ったのですが、駄目でした。

アヌシーでの明るさは置いておいて、ざっくり言ってしまうと、絵画的、映画的な雰囲気のものはやはりフィルムの方があっていて、イラスト、グラフィックデザイン的な雰囲気のものはHDの方が綺麗という感じでしょうか。なんとなくそんな気がします。

アヌシーの直後だっただけに、フィルムで観る『HAND SOAP』にはとても満足。広島にはフィルムで出す予定です。


その前に、6月22日(火18:30から、愛知芸術文化センターにて35mm版のプレミア上映があります。すでにご覧になっていただいた方も、是非、足をお運びいただき、その違いを楽しんでいただければと思います。
http://www.aac.pref.aichi.jp/frame.html?bunjyo/jishyu/2010/10jyoei/index.html